潔癖症から学ぶ
お久しぶりです。
1年以上、開いてしまいました。
相変わらず子猫は掃除のおばちゃんをしています。
先回と変わったこと。
時給がまた100円上がったのと新しい相方さんが来たこと。
去年の相方さんが2月で辞めたため、求人募集をする際100円時給を上げたらすぐに新しい人が来ました。
四葉さんというきれい好きで元気のある人が来てくれました。
前職で痛めて肩が悪いことと潔癖症のところが困ったところです。
でもまじめに働くいい人です。
四葉さんは手洗いの時間が異常に長く、肩が悪いのでモップが絞れません。
それで子猫が四葉さんの使ったモップも洗ってあげていますが…
「モップ、私が洗うから、手袋を外して手を洗ってきていいよ」と言うと
モップを洗い終わってもまだ、念入りに手洗い中です。
潔癖症って何なの?
「潔癖症の人って人が握ったおにぎりとか食べられないんでしょう?」と聞くと
「握った人による」とのことでした。
潔癖症の人って清掃にはあまり向かないと思います。
汚い物を触ったら自分が汚染されるっていう恐怖感があるみたいですね。
手袋をしていても便器に手を突っ込むことはできないらしいです。
「この便器を触った手でハンバーグをこねるんだって思ったら恐怖で」
仕方ないのでブラシでこすってもらっていますが、汚染されたブラシを触った手は大丈夫なの?
休憩中、2人で八朔を食べているのですが汚染されまくった子猫の切った八朔を食べるのは大丈夫なの?
四葉さんが汚くないように一応、手と八朔、まな板や包丁を洗っていますが、今のところ大丈夫みたいです。
潔癖症の人って嫌いな人は汚く感じるんでしょう?
人や世間に対する不信感が原因なのかな?
多分、矛盾した清潔観念だって本人も気づいているんだろうけどどうにもならないんだろうなー。
潔癖症とは?
「手が汚れているという強迫観念に取りつかれ、何度も手洗いをしたり、ドアノブ・電車のつり革など他人が触れる物が汚いと感じてしまい触ることができなくなったりする状態」らしい。
四葉さんはいろんな危険に対してとても敏感なので被害恐怖もあるのかもしれません。
雨の日は滑りやすいので屋上にある喫煙所は掃除したくない(雨の日はしなくてもいいことに譲歩)とか
日焼けしたくないので(シミが出来たり皮膚がんになったりするのが恐いので)外の草取りはしたくない(だってそれが仕事でしょ?陽
個人情報漏洩に異常に神経をとがらせているところとか
もし盗難事件があって疑われたらいやなので一人で更衣室の掃除をしたくない(2人で一緒にすることに変更)など
「私、絶対〇〇は嫌なんです!」っていう譲れないことが多い。
けど時間内に作業を終わらせるとかいう感覚はあまりなく、全体的に時間が遅れがち。
まじめでいいんだけど悪く言えば融通が利かない。
逆に臨機応変な人は結構適当。
人間って長所は短所にもなりうるから仕方ないですね。
四葉さんは人間関係のスキルが高い気がします。
人の表情を素早くキャッチするし、勘が鋭い。
その点、子猫は鈍いので四葉さんから学ぶところがたくさんありそうです。