解けてゆくステロイドの魔法ー離脱症状
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ステロイドで味わった、まるで魔法のような効果もだんだん薄れてきて現実に戻ってきています。
8月にバセドウ眼症(瞼が腫れる、目が出る、複視)の治療でステロイド・パルスを受けました。
大量のステロイドを点滴したので自分で副腎皮質ホルモンが出せなくなってしまうそうです。
自分で副腎皮質ホルモンを出せるようにするため、ステロイドを3か月間、少しずつ減量しながら飲んでいます。
退院した時はプレドニゾロンを1日に30㎎でしたが2週間ごとに5㎎減らして今、1日5㎎飲んでいます。
あと1週間でプレドニゾロンを飲み終わる予定です。
ステロイドの離脱症状なのかな?と思うこともいくつかありました。
同じように病気の治療でステロイドを使っていて、その副作用や離脱症状を経験する方の参考になれば思って書いてみます。
個人差があり、皆に同じ症状が出るわけではありません。
子猫の受けたステロイド・パルス療法についてはこちらをご覧ください。
子猫の感じたステロイドの副作用についてはこちらをご覧ください。
家事がそんなにはかどらなくなってきた
ステロイド点滴をした頃から家事が不思議にはかどるという経験をしました。
元々、子猫は食器洗いがあまり好きではないんです。
疲れている時とかやる気の出ない時はだんだんシンクに洗い物が溜まってくるんです。汚い話ですみません。
あまり溜まると夫が洗ってくれることがあります。
それが退院して以来、夫に食器を洗ってもらったことがありません。
ちょっとでも汚れた食器が出るとこまめに洗いたくなってしまい、洗ったら食器棚にこまめにしまいます。
その変化に「私、どうしちゃったんだろう?」と思っていました。
子猫は整理整頓も苦手なのですがステロイド以来、散らかっているのを見ると「ん?これはここに置いたほうがいいんじゃない?」と自然に整理整頓したくなってしまうんです。
仕方なくやっていた家事が楽しくて「あとこれだけ片付けてから仕事に行こう!」とか「寝る前にこれだけはやってしまおう!」と寸暇を惜しんでゲームみたいに家事をするようになりました。
家事の手順も効率的になりました。
「どうして今までの私はこんな要領の悪い事をやっていたんだろう?こうすればもっと効率的でしょう?ほら!」と思うことがよくありました。
それをもう一人の私が見ていて「へえ、そういうやり方があったのかー。頭いいねー!」と驚いています。
急に頭の回転が良くなったような変な感覚がありました。
ステロイドのせいで軽い躁状態だったのかな。
それが最近の子猫はというと散らかっているところを見ても「ああ、散らかってるね。」と座ったまま動こうとしません。
そんなことは最近なかったので自分でも驚きました。
ついこの間までの働き者の私、どこに行っちゃったんだろう…。
無気力なのかな…。疲れているのかな…。
徐々にステロイドの効き目が切れてきて、働き者の子猫も消えちゃうのかな。
ステロイドの副作用についてインターネットで読んでいた時、「ステロイドを服用していた時期、日頃はしない手芸をしたくなって編み物をしたけどステロイドを飲まなくなったらそんなめんどくさい事はパッタリやらなくなった」という人がいました。
理由のない不安感
ステロイドが効いていた時、多幸感がありました。何もないんだけど「ああ、幸せ」と思う感じです。
それも徐々に消えて普通になりつつあるのかもしれません。
先週くらいから理由のない不安感を感じるようになりました。
仕事に行くのが不安。仕事って言っても慣れた掃除の仕事です。
子猫が一番古くて、詳しいし、子猫にいじわるする人もいない。
何でこんなに不安なんだろう?って考えたら、車が変わったというのがひとつの理由かな・・・。
子猫は運転が苦手なので軽自動車のほうが好きですが先週から普通車に乗らなければならなくなりました。
それで 仕事に行く時は運転しなければいけないので緊張します。
買い物に行くのも不安で仕方ありません。
とにかく外に出るのが怖いんです。
子猫はカフェインに弱いらしいです。
おいしいからと調子に乗ってコーヒーを2,3杯飲むと理由もなく不安感がつのってきます。
ソワソワして、居ても立ってもいられないことがあるのですがそんな感じです。
朝、起きれるかな?お弁当の準備間に合うかな?運転大丈夫かな?事故するんじゃないかな?と前の日から不安です。
この不安感をなんとかしたいのですが体が慣れていくまで仕方ないんだろうな・・・。
できるのはカフェインをとらないこと、血糖値が急激に上下しないように炭水化物をあまりとらないように気をつけることくらいかな。
あと、睡眠も十分取ったほうがいいらしいけど、睡眠はいつも十分取ってるし・・・。
あ、夫に「最近、グゴーッっていびきかいてるよ」って言われました。
うわーん!ショックです(泣)
ステロイドの副作用でムーンフェイスになって顎が太ったせいかもしれません。