独り言の多い人は孤独で不安
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今日は子猫がイラついた事を書いてみます。
独り言の人
隣のベッドに入って来た人は独り言の多い人です。
起きている間はずっとこう言っています。
よいしょ。よっこらしょ。
よいしょ、しよ。しよ。
しょしょしょしょ。
そして。しよ、しよ。
いてててて。
よいしょ、しよ。
はあ、いそがし。
初めはなんだか分からなかったのですが「しよ。」というのは「よいしょ」の語尾でした。
カーテンを引いてあるので顔が見えませんがおばあちゃんかな?
しばらくして看護師さんと話しているのが聞こえました。
声は甲高いのでまだ30代くらいかな?
でも時々地声に戻る時があってその声は低い枯れた声です。
子猫は裏声で話す人は信用ならないと思っています。
うまく言えないけど言葉と本心が違うっていうか。
初めは「独り言で気が狂いそう」と思ってイライラしてたのですが看護師さんとの話を聞いていて「仕方ないか」と諦める気持ちになって来ました。
その人は15歳の頃からリュウマチや全身性エリテマトーデスなどいくつもの病気に苦しんでいて今50代。
何度も入院をしているようです。
リウマチの人は絶え間ない痛みや将来の不安、薬のせいでうつ病にかかる確率も普通の人の4倍程になるそうです。
15歳から次々、病気にかかり青春も恋愛も諦めてきたのかもしれません。
独身で高齢のお母さんと2人暮らし。
人目を憚るようにお母さんとひっそり暮らす彼女の孤独な生活が眼に浮かぶようでした。
看護師さんや先生が来た時の喋りようからすると家ではお母さん相手にきっとおしゃべりなのでしょう。
でも病院の相部屋。
一人ではおしゃべりもできません。
だから独り言。
わかってはいるけど子猫はいつもイライラしていました。
ある日、彼女とトイレですれ違いました。
初めて彼女の姿を見ました。