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子猫のブログ

子猫の日々、興味を持ったこと

バセドウ眼症の治療 複視 目が腫れる

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物が2重に見えることに気付いたのが2017年の7月頃でした。

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実際にはもっと早く始まっていたかもしれません。

7月より前から人の顔がこんな風に見えるようになっていました。

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相手がどんな表情をしているのかパッと見て分かりません。

笑って私に挨拶しているのか?忙しそうなのか?

ぴったりの反応ができないので人と目が合うのが怖かったのだと思います。

無意識のうちに誰かが来るのが見えたら下を向いてしまうようになっていました。

 

看板はこんな風に見えます。

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看板の字が読めないのでやっと複視に気付きました。

階段を歩く時は本当にこんな感じに見えます。知らないところ行くのが怖かったです。

 

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ステロイド・パルス

まぶたが腫れ上がって眉間や目の下も盛り上がって、目のまわりがパンパンになっていましたがそれだけではステロイドの治療は副作用も多いのでしてもらえませんでした。

複視になった時、やっと治療する事になりました。

ステロイド・パルスは3日間ステロイドの点滴をして、4日休むのが1クール、これを3クールやりました。

あと、放射線を目の筋肉にあてました。痛みはありません。3週間の入院中に10回。

放射線を当てる前にまずお面を作ります。

白いプラスチックの網のようなものを温めて顔に押し当て、それを冷やし固めると顔の形にぴったりのお面ができます。

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眼球に放射線が当たると白内障になるので顔を動かせないようにお面で固定するのです。

 

治療は週3日、1時間程の点滴と1分程で終わる放射線治療のみ。その間に血糖値を測ったりしました。

通院でもできるのでは?と思いましたが、ステロイドの副作用で死亡例もあるらしいので入院で治療するみたいです。

入院期間は院内を自由に動き回ることができましたし、体は元気だったのでとても快適でした。

本当は建物外に出てはいけなかったのですが土や緑と離れて生活していると、今まで感じたことのない変な気持ちになって来ました。

人間は土から離れて生活するほどストレスが多くなると聞いたことがあります。高層マンションで暮らす人はストレスを感じているって。

子猫は別にガーデニング好きとかではないのですが毎日見ている道端の雑草が恋しくてたまらなくなるとは自分でも意外でした。

草や植木が見たくて病院の庭に出るようになり、病院で働いている人たちの通勤時間を観察したりしていました。

 

治療の効果

劇的な1クール目

最初の3日間の点滴が終わった時、目がはっきり見えるのに気が付きました。目の腫れも大分落ち着いていました。先生も「そうそう!こういう風に最初からガツンと行かなきゃね!」ととても喜んでくださいました。

外泊で後戻り

ところが週末の外泊から帰ってきた時、また元のような複視に戻ってしまいました。

子猫は反省しました。何がいけなかったんだろう?

元気だからといって、週末家で家事をしすぎたんだろうか?調子に乗って昆布食べ過ぎたんだろうか?

 

おやつ ノンシュガーの飴と昆布が役立ちました。 病院食は野菜も少ない! 便秘になりそうだったのでちょびちょび昆布を食べています。 (追記 : 昆布のヨウ素が甲状腺に影響するかもしれないのでやめました。お掃除に来て下さっている方にお見舞いで貰ったお菓子と一緒に処分して頂きました。)

入院に持っていくもの - 子猫のブログ

 

あと2クールで本当に目はよくなるのかな?

変化のない2クール目

昆布は食べないことにしました。あと、血糖値をコントロールしようかな、と思い始ました。ステロイド点滴中は血糖値が上がりやすくなるので病院食のご飯を我慢できるときは残していました。

 

代わりにご飯のカロリー内で牛乳を飲んだりナッツを食べたりしていました。暇な時間は病院内を散歩して軽い運動もしました。

でも複視は治りませんでした。目も腫れたままです。

勝負の3クール目

最後の3クール目。これでよくならなければどうなるのか先生に聞いてみました。

「うーん…。効果が出るまでに数ヶ月かかる人もいます。プリズム眼鏡というのもあるけどあまり使われていないみたいです。手術はもっと目の状態がひどい人にしかしません。」先生も答えに困っているようでした。そうか。ほかに治療法はないんだ…。

3クール目、3日間の点滴が終わって退院しましたが複視は変わりませんでした。ただ、目の腫れが大分おさまって嬉しかったです。

退院後、1週間程すると複視が段々治ってきて目の焦点が合うようになってきた気がします。

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2017年10月18日追記

現在、複視は大体治っている感じがします。疲れた時など、複視がひどくなる時がありますがそれ以外はほぼ、よくなっていると思います。

目の腫れについてですが瞼は一番ひどいときほどではありませんがまだ腫れぼったいです。眼球自体が前に出てきているみたいなのでもう一生この外見のような気がします。

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退院後

動悸や不整脈で心臓が苦しい時が多いです。大量のステロイド点滴をしたので身体が自分で副腎皮質ホルモンを出せなくなります。

体がホルモンを自分で出せるようになるまで薬で補います。

プレドニゾロンという薬を飲みながら3ヶ月かけて減量していきます。

その間、感染しやすくなるのでマスクや手洗いなどに気をつけます。

骨粗鬆症になりやすくなるのでその薬も飲みます。

光がまぶしすぎて辛いので運転の時はサングラスをかけるようにしたら楽になりました。

正確にはわからないけど1965-70年頃のサングラスをかけた美智子さま。

きっとこの時、バセドウ眼症でまぶしかったんだと思うの!

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