寒さ対策で買ってよかった物 メリノウールの下着
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最終更新2017年11月15日
子猫はとても寒がりでした。
それで冬を暖かく過ごすためにいろいろ調べていました。
子猫は登山をしたことはないのですが登山の本を読むのが好きなんです。
下界とはまったく違う厳しい環境の中で遭難してどうやって生き残って帰ってきたかっていう話はとても興味深いです。
化学繊維は天然繊維に勝てない
普通に生活していても冬は寒いのに登山の時は何を着ているんだろう?と思って読んでいたらウールのシャツやアンダー・グローブについての記述がありました。
「ヒートテックを着てると言ったら怒られた」とか「ウールのアンダー・グローブを分けてくれて、はめてみると驚くほど温かかった」とか。
化学繊維のなかった昔ならいざ知らず、良いものがいろいろ開発されている今、どうしてウールなんだろう?と疑問に思いました。
ウールは水をはじく性質があるので濡れてもすぐ乾き、体温を奪わない、体の湿気をすばやく吸い取って蒸発させるので肌に触れる面はいつも乾いている、とのことでした。
でもウールの下着はチクチクするんじゃないのかな?と思ってさらに調べているとチクチクしないウールがあるらしいじゃないですか!
メリノウールというメリノ種の羊毛は繊維が細いためチクチクしない、と書かれていました。
冬山の厳しい環境にも耐えられるウールの下着を着たら暖かいだろうなー!と思い、メリノウールの下着を買ってみることにしました。
ほかにも色や形のバリエーションがあります。もちろん男性用もありますのでモンベルのサイトをご覧ください。
チクチクしないメリノウール
着てみると確かに暖かいです。
背中がスースーしないっていう感じかなー。背中に太陽の日差しが当たっているような感じ。そしてメリノウールは本当にチクチクしません。
肩のところはラグラン袖になっていてゴロゴロしません。腕の上げ下ろしも楽です。着丈も長くて動いても胴切れするようなことはありません。
袖口の切り替えもとてもよく考えられていると感心しました。ひじを曲げた時、袖口も引っ張られて動きます。その時、親指側より小指側のほうが短くなって手首が見えたり突っ張ったりすることがあります。
しかし、このシャツは袖口の切り替えがわずかに斜めになっています。小指側が少し長く作ってあり動きやすくなっています。
そして汗をかいてもわきの下が冷たくなるようなことはありませんでした。
寝汗をかいても快適だったメリノウールの下着
風邪をひいた時このシャツを着て寝たのですがとても暖かくて気持ちよかったです。
寝汗をかいたので別のヒートテックもどきのシャツに着替えました。すると汗で体がヌルヌルして大変不快でした。
気持ち悪くて寝ていられず、綿のシャツに着替えたのですがその時化学繊維は汗を吸い取らないので肌に汗が溜まってヌルヌルするということに気がつきました。
汗をかいたらすぐ洗濯しなければならないと、この時は思っていたのですがウールの下着は1週間着ても臭くならないと言っている人を見つけました。
その人は登山でウールの下着を着ていた時は臭くならないことに気づいたそうです。登山の帰りは周りの目が気になるほど臭いを出しているのが自分でも分かって、いたたまれない気持ちになっていたそうですがウールの下着を着て行った時は着替えていなかったのに臭くなかったと言うのです。
汗をすばやく蒸発させてくれるので菌が増えないのではないかということでした。
ウールと化学繊維の違い
ウールのセーターは触るとその瞬間、手が温かく感じます。
一方、アクリルやレーヨン、ポリエステルなどの化学繊維は触った時、手がひんやりします。
持ち上げてみるとウールは軽く、化学繊維はずっしり重いです。
これが着心地にも関係しているのだと思います。
このメリノウールの下着がとても気に入ったので同じモンベルのメリノウールのタイツ(レギンスのような形です)も買いました。
最後はすねの辺りに伝線が入って破れてしまいましたが2冬もちました。
メリノウールの下着の洗濯
水洗いできますがやはり数回洗うと袖付けの縫い目のところが少し縮んできました。
毛糸洗い用の洗剤で手洗いしたり、洗濯機のドライ・コースで洗ったりしていました。
ほかの洗濯物と一緒にゴリゴリ洗えないのが面倒ですね。
2着目はなるべく洗わないようにして大切に着ていましたが臭くなることはありませんでした。
大切に着て2冬もちました。最後は上腕の辺りや袖口がすれて、伝線が入ってしまいました。
メリットとデメリット
メリノウールの下着を着るメリットはとにかく温かいことです。
デメリットは高価で洗濯があまりできないことです。
子猫はバセドウ病になって冬でも暖房のあるところに行くと暑くて半そでになってしまうので去年から着ていませんが寒がりの方には本当におすすめの下着です!