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子猫のブログ

子猫の日々、興味を持ったこと

高齢者だらけの職場

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子猫が2回も仕事をバックレたあと。

落ち込んで引きこもっていたら、友達が仕事の面接に一緒に行こう!と誘ってきたので一緒に行った、その話の続きです。

 

全く面白いところのない子猫の今の職場の話です。どうぞ!

 

 

面接に行ったのは清掃の仕事でした。

その職場は3人でローテーションを組んで毎日2人組みで働く、ある会社の日常清掃で、人間関係で煩わされそうになかったので子猫は「ここで働いてもいいかなー」と思いました。

元々、掃除は好きだし!

 

誘ってきた友達は車の免許を持っていなかったんです。

仕事場がバスなどの公共の交通機関の通っていないところにあるので通勤手段がなく、彼女は「自信がない」と断りました。

営業の人は「送迎は何とでもなりますから!」と食い下がっていましたがダメでした。

 

今も子猫はそこで働いています。

 

子猫が入ったときにいた2人はもう辞めてしまいました。

職場で一番古くなると「主任」になるのですが最初の主任はガミガミうるさい70歳のばあちゃんでした。

根性のひん曲がった水前寺清子みたいな人でした。

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子猫が入ったとき、職場は荒れていました。

 

このばあちゃんはうるさいし被害妄想がひどくて自分がないがしろにされていると言って子猫に八つ当たりしていましたがあと1ヶ月で辞めるって分かっていたので耐えられました。

 

水前寺清子が辞めたあと主任になったのは布袋様でした。

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布袋様は65歳のおじさんでコイツも全く掃除しませんでした。

水前寺清子がいたときは何も言い返せず萎縮して、顔も硬直していましたが清子が辞めた途端今度はコイツが主任になって威張り始めました。

 

子猫はがんばって掃除したのですが仕事場が広いのと、長年掃除しない伝統が続いていたせいで汚れが蓄積していて一人でどうしたらいいのか途方にくれていました。

 

子猫の職場は交通の便が悪いのと、時給が回りの清掃の現場より安いことがあってなかなか新しい人が入りません。

 

数ヶ月、布袋様と子猫と2人で毎日入っていました。

 

布袋様は朝から酒臭い息を吐きながら出勤してくる気持ち悪いおじさんでした。

暑いからと言って上半身下着姿になって喫煙室でソファーに座ってタバコを吸ったりしているところをたびたび目撃されていて社員の方からの評判も大変悪かったです。

 

一生懸命掃除してもきれいにならない徒労感に襲われていたある日、新しいおばちゃんが入ってきました。

65歳の市原悦子です。

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1年間、布袋様と子猫、市原悦子の3人で掃除しました。

市原悦子はよそで10年間掃除のおばちゃんをしていた人でちゃんと掃除する人でした。

市原悦子が入ってきたとき、子猫はやっと一緒に掃除ができる同僚ができたので嬉しくて、ほっとしました。

もう一人でがんばらなくてもいいのです。

 

 

清掃業の伝統として一番の古株は掃除しないくせに威張っているっていうのがあるように思います。

掃除ってめんどくさいし、まじめにやるときついので長く続く人って適当にサボって掃除しない人が多いような気がします。

 

それに掃除しているのは年寄りばかりなので体力がなかったり、膝が悪くてしゃがめなかったり、きついことはやりたがらないんです。

 

年を取ると知恵と共に悪知恵も働くようになってきます。

お金は欲しいけど仕事はしたくない。

年取った掃除のおじさん、おばさんは、なるべく働かずに仕事している振りをするんですけど、子猫が思いつきもしなかったような斬新なサボり方を見せてくれます。

 

子猫が今の職場で気に入っているのは自然環境です。

会社の敷地と周辺に自然が豊かで休憩時間は回りを散歩しています。

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誰にも出会うことなく緑の中を散歩して今の季節なら栗を拾ったり

梅雨明けの頃、山桃を食べたりする事もあります。

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そういう時間がとても幸せなので今の仕事も気に入っていてできるだけ長く続けたいと思っています。

市原悦子が入ってきて1年程した時、布袋様も糖尿病、心臓病が悪くなりやっと辞めました。 

次は子猫が主任になる番だったのですが、責任が重くなるのが嫌だったのと市原悦子の方が掃除のおばちゃんとして経験が長かったので、彼女に主任になってもらいました。

 

市原悦子と子猫でがんばって掃除した結果、大分きれいになりました。

でも2人だけだと休みが取れないのでもう一人募集して、入ってきたのはちょっとボケかけのおじいさんでした。

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72歳のおひょいさん改めヒムラーははじめ見た時、まともな人だと思ったのですが一緒に働いてみるととんでもない人だということが段々分かってきました。

 

セキュリティー解除の方法とか鍵の開け方とか何度教えても覚えられません。

不器用で物をよく壊すし。

市原悦子が一生懸命教えていましたが、あるとき、おひょいさんと言い争いになってしまいました。

おひょいさんヒムラーが激高して、その様子がとても怖かったと言って市原悦子は辞めてしまいました。